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黒子のバスケ脅迫事件容疑者発見までの経緯 (画像はITMediaより)
黒子のバスケ脅迫事件 (くろこのばすけきょうはくじけん) とは、2012年10月頃から人気漫画『黒子のバスケ』の作者藤巻忠俊と作者が関与する関係各所に硫化水素などの毒物ととに脅迫状が送られ、2013年12月に威力業務妨害容疑で犯人が逮捕されるまでの間に『黒子のバスケ』に関するイベントが次々と中止に追い込まれた脅迫事件。犯人逮捕までに贈りつけられた脅迫状は400通以上にも上る。藤巻は後に犯人が逮捕されてほっとしたと週刊少年ジャンプ公式サイトで述べている。[1]

犯人は、ITの新技術ビッグデータによる解析によって逮捕にこぎつける事が可能になったことから、IT業界などからも注目された事件である。[2][3]

事件の発端 編集

事件は作者の母校上智大学に硫化水素が発生する容器が脅迫文つきで置かれたことから端を発する。その後に、作者のもうひとつの母校都立戸山高校や、作者のアニメを放送していた放送局、イベントのサークル、『黒子のバスケ』に関連するお菓子を販売している店にまで、殺人と引き換えにイベント中止や販売中止などを求めるや脅迫状が何通も送られた。脅迫状の発信元は日本国内の複数箇所に点在し、犯人を特定することは困難だった。ネット上でも犯人が投稿したと思われる情報があり、そこでビッグデータを活用した犯人特定作業が行われた。

ビッグデータを活用した犯人捜索 編集

『黒子のバスケ』をめぐる脅迫事件では、警察は脅迫文が送付された企業のサイトを閲覧した際の43億件にも上る膨大なアクセス履歴の解析が威力業務妨害容疑で逮捕された当時36歳の渡辺博史容疑者を特定する重要な手がかりになった。この膨大なデータはビッグデータと呼ばれ、通常の解析ではデータ量があまりにも膨大であるため困難である。従来の方式では統計学による方法で母集団からデータの一部を抽出して行われていたが、コンピュータの性能向上によって、統計学以外の手法でデータを解析することが可能になった。インターネットが使われたサイバー犯罪ではデータ量が億単位になることも珍しくないという。検索エンジンでどんな検索キーワードを使ったかを解析するときにそのキーワードの共通項をあぶり出す方法であた。

犯人は脅迫状を送りつける前にネットカフェなどから事前に企業のサイトを閲覧していた。その閲覧情報に含まれるIPアドレス、クッキー、ブラウザ情報などを日本全国のウェブサイトから集め、さらに使用された検索キーワード、リンク逆探知 (リファラ)、電子掲示板への投稿時刻、ウェブサイトへアクセスした時刻などの情報をビッグデータで解析して発信元と発信場所を絞り込んでいった。そのとき犯人は東京行きの高速バスのサイトも閲覧していた。ネットカフェに出没した時間帯、脅迫状の消印の日付なども犯人を絞り込むする手がかりとなった。[2]

逮捕 編集

犯人は東京都渋谷区のJR恵比寿駅そばにある商業施設「恵比寿ガーデンプレイス」の近くにある郵便ポストに新たに脅迫文を投函しようとしたところを逮捕された。犯人の犯行動機は、漫画家を目指していた犯人が、作者藤巻忠俊が漫画で成功したことをやっかんだことによるという。[4]


参考文献 編集

外部リンク 編集

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